面接は年相応の落ち着いた対応で
面接は第一印象が勝負
転職時の面接で最も重要なのは「第一印象」です。いかにキャリアが豊富でスキルが高くても面接官に「一緒に働きたくない」と思われてしまえば合格は難しくなります。まずは「身だしなみを整える」ことから始めましょう。服にシワがないこと、髪型がぼさぼさでないことなど、基本的な部分をしっかりとしておきましょう。当日慌てないようにクリーニングに出した背広とワイシャツを用意し、散髪もしておきましょう。
また面接時の「態度」も重要です。40代でキャリアやスキルが十分な人は、つい無意識的に横柄な態度を取ってしまいがちです。特に面接官が自分よりも若い場合は気を付ける必要があります。あくまで新人の気持ちを忘れずに、新卒時の面接と同じと思うくらいでちょうど良いです。椅子には浅めに腰かけ、背筋をきちんと伸ばすようにしましょう。
話し方に注意をしよう
面接中は面接官の目を見ながら、落ち着いて話をするようにしましょう。時々目を外すのは問題ありませんが、頻繁に目があちこちに動くと嘘をついているような印象を与えてしまいます。うつむいて話をする人は、自分に自信がない人だと思われてしまいますので注意が必要です。また「自分の言葉で話す」ことも大切です。受け答えがあまりにもマニュアル通りの人は、面接官が白けてしまい話を聞くのを止めてしまうかもしれません。新卒の学生ならマニュアルに頼る気持ちも分かりますが、IT業界で長く活躍してきた40代の転職希望者なら、自分で話すべき言葉を持っているはずです。前向きな言葉を選ぶことを忘れず、マニュアルに捉われないで自分の考えを自由に話しましょう。もちろん自分の意見を話すだけでなく、面接官の話を良く聞き、質問には的確に答えるようにしましょう。
下準備をきちんとしておこう
面接を受ける前に下準備をきちんとしておきましょう。まず履歴書や職務経歴書にもう一度きちんと目を通しておきましょう。面接官の質問に対する答えが履歴書の内容と違っていると不信感を持たれてしまいます。企業によって履歴書の内容をアレンジしている人はそのような事態になりやすいため、きちんと記録を取っておくことが大切です。
また転職希望先の企業の下調べもきちんとしておきましょう。「なぜこの会社に転職を希望されますか」という「志望理由」は必ずと言って良いほどよく聞かれます。転職先の企業がどのような仕事をしているのか、もし自分が転職をしたらどのような仕事で活躍することができるかを事前にイメージしておくと良いでしょう。40代の転職者だからこそ持っている実績やスキルを会社にどう還元していくつもりなのかを面接官は知りたいと思っているからです。